※記事作成時の情報となりますので、最新の情報は配布サイトをご確認下さい
今回紹介するフリーフォントは文字ごとに個性が溢れているデザインフォント『ピグモ』。
通常フォントというのはある程度全体のデザインを統一させるものですが、今回紹介する『ピグモ』は文字ごとに全く異なるデザインになっています。
そのため、使いどころが非常に悩ましいですが、実際に文字を組んでみると意外とすんなり受け入れることができるという何とも不思議なフリーフォントです。
それでは『ピグモ』の概要を見ていきましょう。
『ピグモ』について
使用許諾

▲ 『ピグモ』の使用許諾が記載されているページ
『ピグモ』の配布元である「もじワク研究」では、以下の項目での使用を許諾しています。
実際に使用する上で特に気になる項目はなく、むしろ比較的緩めの使用許諾になっているため安心して使えそうです。
○:出版
○:広告・カタログ
○:販促物(チラシ・POP・DM・商業印刷使用)
○:サイン・看板(店外広告使用)
○:グッズなどへの商品利用(年賀はがきのテンプレートへの使用も可)
○:製品・機器筐体・商品パッケージへの使用
○:変形・加工・分解・再構成
○:ロゴ 商標登録なし
○:ロゴ 商標登録あり
○:企業・個人サイトでの画像としての文字表示
○:商用バナーとしての使用
○:待ち受け画面・PC壁紙
○:メール配信用画像として使用
○:サーバーへのフォントのインストール
○:サブセット化
○:Adobe Flashへの埋め込み
○:映画
○:放送番組
○:インターネットを通じた動画配信
○:BD・DVDなどの映像コンテンツ販売
○:テレビCM・PVでの使用
○:コンテンツ内での画像としての文字表示
○:文字編集機能・システムフォントとしての使用
○:LINEスタンプでの画像としての使用
○:電子カタログ
○:デジタルサイネージでの使用
○:画像としての文字表示
○:固定レイアウト型・可変レイアウト型のサブセット表示
○:PDFファイルにエンベットして表示
また、禁止事項は以下になります。他のフリーフォントの使用許諾とほぼ同様の内容になっています。
・無断での2次配布、転売
・フォントデータの改変及び、改変データの配布
・書籍等の付録として各種記録メディアでの配布
※記事作成時の使用許諾となりますので、最新の情報は配布サイトをご確認下さい
収録文字
収録されている文字はひらがな、カタカナ、英数字、記号、漢字全て入っています。
収録字数は配布サイトに記載してあり、合計で約7,000字あるとのこと。また、漢字は第一水準(2965字)、第二水準漢字(3390字)までを収録とのことでしたが、当サイト調べでもそれと同数以上の表示を確認することができました。

▲ フォントの収録文字を確認できるフリーソフト「EnumChar」で表示が確認できた漢字の一部
ダウンロード方法
配布サイトにある【ダウンロード】というボタンをクリックすると、zipファイルをダウンロードすることができます。

▲ 赤い囲みの部分からzipファイルをダウンロード
次にzipファイルを解凍し、フォルダ内にあるフォントファイルをPCにインストールすることで、各種アプリケーションにて『ピグモ』が使用できるようになります。

▲ 解凍後のフォルダ内にある「Pigmo-00.otf」をPCにインストールする
※フォントファイルをPCにインストールしても特定のアプリケーション上で使用できない(表示されない)場合は、PCの再起動を行いましょう
2種類のピグモ
今回紹介した『ピグモ』には「ピグモ00」と「ピグモ01」という2種類のフォントが用意されています。一部の文字は共通のデザインになっていますが、基本的には文字ごとにデザインが異なっています。


【左】ピグモ00|【右】ピグモ01
どちらも無秩序でカオスな雰囲気を出したい時に使えそうなので、ダウンロードするならどちらか片方ではなく両方ともダウンロードするのがベターでしょう。
少しでも気になった方は配布サイトにて試し打ちもできるので、是非お試しくださいね。
サムネイルに使用したフリー素材

落書き風に加工
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